大阪商業大学堺高等学校

　6月9日(木)５・６時間目、2年生による田植えが行われました。本校の勤労教育の一環として毎年行われる行事です。
　学校長は「米作りは人間作りと言われています」と切り出し、「一粒の籾から最大約2000粒育つという米は、手間暇かけて育てるほど収穫率が高くなる特徴を持っています。米もそれと同様に手をかけるほど人間としての実りは大きくなる」という話をして下さいました。いよいよ裸足になった生徒たちが一斉に田んぼに入ると、ヌルヌルとした泥の感触に「きゃー！」っと悲鳴に近い歓声があがりました。初めての田植えは難しかったようですが、慣れてくると「楽しい」と言いながら手際よく植えていきます。しかし、後半になってくると「腰が痛い…。お米作ってる人たちって大変だな…。」との声が漏れ始めました。
　普段食べているお米も同じように農家の人たちが苦労をして作っています。そのことに気づけた泥だらけの生徒達の顔は、一回り成長しているように見えました。